2017年5月31日水曜日

田植え


 気が付けば、5月ももう終わり。ブログ用の写真は、出来るだけ天気の良い物を用意するようにしていますが、どうやら5月は、あまり写真を残す余裕がなかったようです。一方で、5月は寺内さんが何度も取材に訪れて、みずほファーマーズのことを北竜町ポータル等で紹介して頂いております。


すばらしい内容ですので、是非是非ご覧になって下さい。
私の方からは、近況について、数少ない写真とともに紹介させていただきます。


 多くの農家では、既に田植えが終了し、畑や草刈等の作業をされている時期かと思いますが、法人一年目のみずほファーマーズの長い長い田植えも、ようやく終盤に差しかかってきました。

 私自身は、トラクターや田植え機の運転は出来ないので、それ以外の作業、苗へのシートの掛け外しをしたり、田んぼの脇に肥料を用意したり、苗を車に積んで見送ったり、車で運んだり、田植え機の上や周辺で苗の準備をしたりと、いろいろな作業を経験させていただきました。

 また、スイカを見たいと希望を言って、スイカの作業の手伝いをさせていただいたこと等もありました。


 皆さんに伝えたいこともたくさんあるのですが、その前に私自身の勉強も、まだまだ足りないなと感じています。

就農者受入れ情報

 昨年9月から農業に関する活動を開始し、このブログは10月から開始しているのですが、どうやら今年の北竜町は、就農者の受入れという点でも、いろいろと動きがあるようです。

 まず、北竜町には農業体験実習生募集という制度があるのですが、今年は道内外から人が集まり、「うえる・かる」という宿泊施設で生活を共にしながら、それぞれの研修先で農業を学ばれているそうです。

 それ以外にも、たとえば北育ち元気塾に参加させていただいた際には、道外から来て、今年から町内の農業法人に入られた方とお話しする機会がありました。「みんなやさしくて、めっちゃ良いです。」と嬉しそうに話す姿が印象的でした。

 伺った話によると、就農フェアのようなイベント(参考)をきっかけに来られた方が多いようで、過去の実績からも納得の結果なのですが、驚いたのは道外から来た2名の方が、農家のおしごとナビを見て来たとおっしゃっていたことです。

 農業の求人といえば、北海道農業担い手育成センターや、役場といった行政の行うもの以外に、農家のおしごとナビや、第一次産業ネットあぐりナビといった民間の求人サイトもありますので、みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 ちなみに、私も少しは北竜町の農業の発展に貢献できているとうれしいのですが、こちらのブログは、まだあまり認知されていないような結果でした(^^;

2017年5月11日木曜日

育苗センター


 お伝えしたい事は沢山あるのですが、なかなかブログを更新出来ないままになっております。
 今回は少しさかのぼって、北竜町のお隣、雨竜町の道の駅(田園の里うりゅう)の隣にある。農協の育苗施設を見学させていただいた時のことをお伝えします。


  手前の施設が作業棟。奥に見える2つのハウスのうち、手前が育苗棟②、奥が育苗棟①。
 逆に道路側から見ると、育苗棟①、育苗棟②の順番に並んでいて、一番奥に作業棟が見える形になりす。


 作業棟の中にある発芽室の中は、湿度が高く、写真に写りづらいので、結構必死に何枚も撮らせてもらいました。この他に、種入れ機や、肥料を混ぜる機械など、作業棟には様々な物があります。


 あまり良い写真がなくて申し訳ないですが、こちらの写真の方が作業棟の雰囲気は伝わると思います。こちらの種入れ機は、お米用に似ているけれどスイカやメロンなど、様々な物に使えるらしいです。


 2棟ある育苗棟は、それぞれ真ん中にある通路を隔てて左右にわかれており、高温室、中温室、低温室と、温度ごとに分かれています。さらに同じ室内の中でも、下に電熱線や毛布を用意する場合もあり、作物ごとに対応が異なります。

 事前に、農家の方々から様々な話を伺った事が、今回の見学に繋がったのですが、施設の方の話では、特に特別な事をしているという感覚はなくて、一般農家で行う場合と比較して、向き不向きがあるので、それにあわせて行っているとのことでした。

 たとえば、一般家庭に比べてハウスが大きいので、温度調整に時間がかかったり、苗をポットから外しやすくする為に、あえて地面から離したベンチの上で育苗している等の違いがあるそうです。


 一般の水道は、少しアルカリ性になるため、一般の水道とは別に、硫酸を少し混ぜた弱酸性の水を用意してるとのことです。


 北竜町の農家さんの間では、育苗だけをお願いするのが主流になっていると伺っていますが、雨竜町では、接木までお願いするのが一般的で、接木の仕事も増えてきているそうです。
 施設の建設当初とは大きく違ってきていて、取り扱う作物の種類も増え、様々な要望に対応してきているということです。

 最後に、季節によって仕事も大きく異なるので、また来てくれると良いよと案内していただきました。お仕事中にいろいろなお話を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。

2017年5月1日月曜日

発芽


 札幌では桜が咲いたようで、多くの人が桜の周りで撮影を楽しんでおりました。
 みずほファーマーズでは二週間あまり続いた種まきの作業が終了し、23棟のハウスに並べ終りました。お手伝いに来ていただいていた方々も、次の出番まではしばらく間が空くとのことです。


 写真は、まだ小さめですが、最初に種まきした育苗ポットの苗は、もうかなり大きくなっています。作業終了後に、パオパオと呼ばれる白い不織布をめくって撮影したところですが、日中は日に当てる為にめくっています。

 先日参加させていただいた、北育ち元気塾の研修会でパオパオをかけた話をすると、講師の方は「いいね。」と言って下さったのですが、他の参加者には、伝わっていない感じだったので、ひょっとしたら、使っていないところも結構あるのだろうか?


 こちらは、パオパオをかける前のシルバーがかかった様子です。おそらくこちらは、ほとんどの農家さんが使っているものと思われます。
 ここまでの過程の中でも、機械を使うところと使わないところなど、農家によってかなりの差があるみたいです。


 話を発芽した苗に戻します。発芽した苗は、めっちゃ可愛いです!
 まだまだお手伝い程度にしか係われていないと思うのですが、それでも、ただ苗を見学させてもらったのとはまったく感覚が違います。
 成長を見守るというのは、何か特別な感情が湧くのだと思います。その分、心配事や不安も付いて来るのでしょうが、そういう所が、農業の魅力ではないかと感じました。
 私の場合は、食への関心から農業に興味があったのですが、情が移ってしまうとたまらんやろうねと思います。


 ここまでの過程も、まだまだ勉強が足りないように思いますが、作業は次のステップに進みます。